授業中のBeReal防止の為携帯電話抑止装置(ジャマー)を試験運用します
近年、授業中にBeRealを撮影する学生が多く、授業の邪魔になることから他の学生および教員からの苦情が時折寄せられておりました。
BeRealとは毎日1回利用者が予測できないランダムな時間に設定タイムゾーン内のすべての利用者に一斉に撮影時間が来たことが通知され、撮影時間の通知から2分以内に撮影し投稿することが利用者に課されている新種の画像投稿サービスです。自分が投稿しないと他者の投稿を見ることができず、撮影時間は授業時間であるかどうか関係なく来るため、授業中であろうと投稿したくなりうるサービス設計となっています。
授業中のBeReal禁止は今まで呼びかけてきましたが、このような撮影を強力に促すサービス設計であるが上に我慢できない学生が少なくなく、呼びかけだけの対策では限界があるため物理的手法による対策を検討していました。
そこで一部の教室を対象に携帯電話抑止装置を試験運用を開始します。BeReal抑止システムと連携されている通知監視用の端末が撮影時間の通知を受信すると、授業中の対象の教室に設置された抑止装置が2分間作動します。対象の教室は非公開です。対象の教室でも授業中でなければ動作しません。
授業中の対象の教室ではBeRealの通知受信から2分間、携帯電話の通信ができなくなりますのでご注意ください。調べ物や出席報告等の授業中に適切な目的で携帯電話を使用したい場合は2分待ってから使用してください。緊急事態の場合は教室の外に出て使用してください。
なお、2分間のあいだも学内無線LANは通信可能です。(ただし、2分間はBeRealへの通信はDNSでブロックされるためBeRealの使用できません。)
抑止装置を設置している教室には窓や壁などに抑止電波を遮蔽するシールドを設置しているため教室の外(屋外・廊下・他の教室など)には影響ありません。
無線従事者(有資格者)が不在等の理由で運用しない可能性もあります。
試験運用の結果、効果があれば費用対効果を検討した上で運用を拡大する可能性があります。学生のみなさんが授業中のBeRealを控えるようになれば運用を終了する可能性もあります。
遅れた時間が表示されたり投稿数が限られるなどの制限はありますが、BeRealは2分過ぎても投稿することは可能です。BeRealは授業が終わってから使用するようにお願いします。また、更衣室のように撮影が不適切な場所や、研究室のように外部公開できない場所や機密情報がある場所でのBeRealやSNSのための撮影はおこなわないでください。