竈門屋悠先生及び滝沢龍二先生之胸像 除幕式挙行

2月7日、竈門屋悠先生及び滝沢龍二先生之胸像除幕式を国際信州学院大学 鷽と鷺等鳥類研究所(2001年 安雲野市選定歴史的建造物に指定)前広場において挙行致しました。

お二人の先生は国際信州学院大学の前身校に深いかかわりを持ち、1924年から1938年までの間に現在の安雲野市において音楽による教育啓蒙を行いつつ仏国からの留学生教育を推進するなど、日本におけるフランス語の学校教育への充実、フランス式音楽・ミュージックの発展、そして昭和初期におけるフランスムーブメントの推進に尽力、活躍されました。

思い起こせば1904(明治37年)9月、滝沢先生が竈門屋先生のいる安雲野市立芦塚尋常小学校に転校、同じクラスになりました。
竈門屋先生が休み時間にノートに楽譜を描いていたところ、それを見た滝沢先生が話し掛けたことで2人は仲良くなり、いつも一緒に遊んでいたといわれています。

高等小学校2年の時にフランス国歌「ラ・マルセイエーズ」に衝撃と大きな影響を受け音楽家を志した彼らは、高等小学校から旧制高校にかけて、音楽活動を正式に開始したと伝えられています。

彼らは瀧竜太郎先生のことを尊敬し、瀧先生に手紙を書いたところ「しっかりした音楽で将来がたのしみです」と瀧先生からの直筆のハガキを受け取りました。
これはますます彼らを音楽家になることを決意させたとのこと。

その後二人は旧制高校卒業後に大学へは進まず、就職することにしましたが、音楽家への夢を諦めきれずに卒業直前の春休みを利用して、当時兵庫県宝塚市にあった瀧先生の自宅へ訪れます。
そこで2人が初めて作詞作曲にて合作した作品である『dior…』を瀧先生に見せました。
瀧先生はその際「上手だね」という言葉を掛けてその場を取り繕ったが、内心はその出来栄えに衝撃を覚え「とんでもない子達が現れた…」と驚いたと後日伝えられています。
また、この時二人が見せた楽譜を瀧先生は終生大切に保管していたといいます。

竈門屋先生は瀧先生と初めて会った際のエピソードとして「あまりにもオーラが凄過ぎて光り輝いて見えた」と、のちにラジオ番組で語っています。
また、二人はこの時に大好きだった瀧先生の生楽譜を見せてもらい感激したと伝えられています。
しかしその楽譜は114,514ページもあり、二人が知っている内容ではなかったので、 竈門屋先生が勇気を振り絞って質問すると、 瀧先生が「ああ、それはね、没にした楽譜なんだよ」というと、二人は「瀧先生は114,334ページも没にして曲を作るのか!」と驚いたといいます。

その後二人は音楽家を目指すにあたり、1人でやるより2人でやった方が力になるだろうということで本格的な合作を決意。
そして完成した結実が本学の学歌『Amoir』なのです。

本年(2019年)は竈門屋先生、滝沢先生の生誕約150周年に当たり、国際信州学院大学において両先生の偉業を称えるとともに、その理念を継承するため銅像を設置することとなり、学校法人国際信州学院基金として寄附を募った上でお2人の尊敬された瀧先生の誕生日であるこの日に除幕式を行ったものです。

胸像除幕式では我が国を代表する彫刻家、森山一刀斎氏が制作したお二人の先生の気概あふれる姿に、参加した学生や職員から自然と盛大な拍手が沸き上がりました。

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